仕事が速くなる!AI資料作成術

プロンプト・コンテンツ・
アセット・スタイルで作る

川合卓也 | 2026.09.05

自然光の入るオフィスで働く人々

理想

こうであってほしい

望んでいるのは、たぶんこの3つです。

01

速い

半日かかっていたものが、1時間で終わる

02

揃っている

どのページも余白と文字の大きさが同じ

03

伝わる

1ページで言いたいことが1つ分かる

考えてみてください

速い・揃っている・伝わる。
いま足りないのはどれですか?

3つのうち1つだけ選んでください。今日の聞きどころが決まります。

問題

実際に起きるのは、これ

AIに頼んだのに、かえって手が止まる。

01

毎回ちがう

同じ頼み方でも、返ってくる形が変わる

02

直す方が長い

出てきたものを整え直して時間が消える

03

結局つくり直す

使えないので、白紙から書き始める

考えてみてください

資料づくりで、いちばん
時間がかかるのはどこですか?

中身を考える・見た目を整える・作り直す。自分の作業を思い浮かべてください。

作り直しが、いちばん長い

速くするために使ったのに、遅くなっている。

原因

原因は、渡す情報の不足

腕の問題ではありません。渡す情報が足りていません。

01

何を言うか

決まっていないまま頼んでいる

02

何を使うか

ロゴも写真も指定していない

03

どう見せるか

形も印象も毎回おまかせにしている

4つのうち3つが抜けている

揃えるべきものが4つあって、渡しているのは1つです。

4つとも、今日お渡しします

順番まで、そのまま持ち帰ってください。

自己紹介

本日の講師、川合 卓也です

川合卓也
川合 卓也

これまでの実績

  • 会員数4万人のAIコミュニティ SHIFT AI デザイン部長
  • Google 画像生成プロンプトガイド 監修
  • 複数AIツールの公式アンバサダー
  • 著書『AIでゼロからデザイン』発売1週間で重版決定
  • 株式会社ベイジ AIデザイン顧問
  • X フォロワー4.4万人超 / note 約1,000記事 / メンバーシップ約550名
  • 80回以上の動画・ウェビナー・講演に出演
  • NewsPicks プロピッカー / トピックスオーナー
  • 法人研修・AI導入支援・個人伴走の実績 多数

実績 01

SHIFT AI デザイン部長

会員数4万人超え「国内最大規模AIコミュニティ」の成長を、最前線で支えています。

実績 02

Google 画像生成プロンプトガイド 監修

Googleが公式に出した画像生成ガイドの、監修者を務めました。

実績 03

著書『AIでゼロからデザイン』

発売から約1週間で重版が決定。無料公開の企画も実施しました。

実績 04

複数のAIツールで公式アンバサダー

Kuse、MiriCanvas、Felo、Tasky、Omneky、Genspark など。

実績 05

株式会社ベイジの「AIデザイン顧問」に就任

BtoB Webマーケティングの第一人者として知られる制作会社です。

実績 06

AIエージェント研修をはじめ、数々の法人研修を実施

6時間×2日間、5部署横断での研修も担当しました。

実績 07

「NewsPicks」プロピッカー、トピックスオーナー

動画シリーズ「実践!仕事術」にも出演しています。

実績 08

「X」フォロワー 44,000人超

「note」約1,000記事・メンバーシップ約550名・フォロワー約7,000名。音声メディア「Voicy」でも発信しています。

実績 09

登壇、メディア・動画出演 累計80回以上

GMO主催イベントへの登壇、さらば青春の光・森田さんとのYouTubeコラボなど。

実績 10

その他、多数のセミナー・イベントへの登壇実績

オンラインセミナー、勉強会、企業イベントなど。声をかけていただいた分だけ登壇しています。

ここから、本題に入ります

4つの材料と、3つのステップの話だけです。

今日の地図

おぼえて帰るのは4つです

この4語だけ持ち帰ってください。

01コンテンツ何を言うか。1ページに1つのメッセージ
02アセット何を使うか。ロゴ、写真、イラスト
03スタイルどう見せるか。ページの型と印象
04プロンプトどう頼むか。上の3つをまとめた指示

考えてみてください

この4つのうち、
渡しているのはいくつですか?

コンテンツ・アセット・スタイル・プロンプト。指で数えてみてください。

ノートパソコンを見ながら資料を共有する3人

完成物

この資料も4つで作った

今ご覧の31ページが、そのまま実物です。

やることは3ステップです

4つの材料を、この順に使います。

01

そろえる

アセットとスタイルを決める。1回きり

02

書く

コンテンツを1ページ1つに整理する

03

生成する

プロンプトでまとめて出す

順番を守るだけで、速くなる

見た目を先に決めるから、あとで作り直しになりません。

STEP 1

素材と見た目を、先に決める

パソコンとノートが整えられたデスク

アセット

探さずに、決めておく

ロゴも写真も、先に1か所へ集めます。

01

ロゴ

明るい背景用、暗い背景用、特別なページ用

02

アイコン

小さい枠用。ロゴの代わりにはしない

03

背景

全面に敷く用

04

写真

自分の顔写真。登壇と自己紹介だけ

必要なときだけ

アセットを棚卸しするプロンプト

素材が揃っていれば省略できます。探す・分ける作業をAIに頼む例です。

assets/ にある素材を読み、種類・ファイル名・用途の一覧を作ってください。

- ロゴ:明るい背景用・暗い背景用
- アイコン:小さい枠で使うマーク
- 背景:全面に敷く画像
- 写真:自分または自社の写真

実在するファイルだけを挙げ、見つからない種類は「無い」と書いてください。
一覧を assets/inventory.md に保存してください。
素材の作成・移動・改名は不要です。

探す時間が、先に消えます

素材は1か所に。次の資料でも、そのまま使えます。

スタイル

型と印象を、言葉で決める

毎回ゼロから考えないための決め事です。

01

ページの形。12種類から選ぶだけ

02

印象

色、余白、文字の大きさ、揃え方

03

決め方

数字で書く。「タイトルは2行まで」

コピーして使う

スタイルを決めるプロンプト

数値で書くほど、毎回の揺れが消えます。これも1度きりです。

資料の「スタイル」を決めてください。次の項目を、すべて数値で書きます。

- 画面:1920×1080、16:9
- 型:表紙/目次/章扉/本文/3つ並べ/表/締め
- 色:基調色・文字色・アクセント色(16進数)
- 余白:外周と、見出しから本文までの間隔(px)
- 文字:見出し・本文・注記のサイズとウェイト(数値)
- 決め事:タイトルは2行まで、箇条書きは5件まで

用途は〈社内提案〉、読む人は〈決裁する人〉です。
「おしゃれに」などの曖昧な言葉は使わないでください。
決まった内容は style/design-guidelines.md に保存します。

ここまでは1回で終わる

2回目からは、この2つを渡すだけになります。

考えてみてください

次の資料でも使える素材は、
どこに置いてありますか?

ロゴ・写真・背景。すぐに取り出せる場所があるか、考えてみてください。

STEP 2

1ページに、1つだけ書く

資料とノートパソコンに向き合って書く人

コンテンツ

1ページに1つだけ書く

そのページで残したい一文を、先に決めます。

01

相手

誰が見て、何を判断するのか

02

目的

見終わったあと、何をしてほしいか

03

主メッセージ

いちばん残したい一文。1つだけ

04

手元の事実

確かめた数字。無いものは「無い」と書く

考えてみてください

そのページで残したい一文は、
すぐ書けますか?

相手・目的・主メッセージ・事実。書けるところから埋めてください。

窓の外を見ながら次の段取りを考える人

書き方

書き方は、これだけです

特別な形式は要りません。箇条書きで足ります

01

形式

1ページ1ブロック。箇条書きで十分

02

分量

1ページごとに、要点を短くまとめる

03

直し方

出てきた構成に赤を入れて戻す

コピーして使う

構成を返してもらうプロンプト

これがSTEP 2で送るものです。デザインはまだ作らせません。

次の内容から、資料の構成を作ってください。

- 相手:〈誰が見て、何を判断するのか〉
- 目的:〈見終わったあと、何をしてほしいか〉
- 主メッセージ:〈いちばん残したい一文。1つだけ〉
- 手元の事実:〈確かめた数字。無いものは「無い」と書く〉

1ページ1メッセージで、見出し(結論)と補足1行を書いてください。
私が渡していない数字・社名・製品名は書かないでください。
全体で〈10〉ページ以内。まず構成だけを返してください。

録画 A|そのまま使う

録画Aで送る、具体例

P39の4項目を、この講演の内容で埋めた例です。

次の内容から「仕事が速くなる!AI資料作成術」の構成を作ってください。
- 相手:AIで資料を作りたい会社員・経営者・個人事業者
- 目的:次に作る資料を1件選び、4つの材料をそろえて試す
- 主メッセージ:素材と見た目を先に決め、毎回は中身を書いて渡す
- 手元の事実:材料はコンテンツ・アセット・スタイル・プロンプト
  手順は「そろえる→書く→生成する」。文字はHTML、絵は画像生成
  素材・見た目・指示の型は使い回す。時短の実測値は無い
表紙と最後の行動を含む6ページで、1ページ1メッセージにしてください。
各ページに、結論の見出し・補足1行・話す要点を3つ以内で書いてください。
渡していない数字・社名・製品名は足さず、構成だけ作ってください。
outputs/outline.md に保存してください。

録画 A|構成を作る

録画Aの静止画

STEP 3

4つをまとめて渡す

プロンプト

4つを順に書くだけです

特別な書き方はありません。順番があるだけ。

01

1行目

スタイル。型と印象を指定する

02

2行目

アセット。使う素材の場所を書く

03

3行目

コンテンツ。書いたものを貼る

04

4行目

出力。HTMLと画像で出す、と伝える

コピーして使う

これが、その4行です

スタイル・アセット・コンテンツ・出力。順に書くだけで、呪文は要りません。

1|スタイル:style/design-guidelines.md のルールに従う。型は「本文」。
2|アセット:素材は assets/ にある。ロゴは assets/logo/logo_black.png。
3|コンテンツ:以下の構成でページを作る。
  〈STEP 2で返ってきた構成を、そのまま貼る〉
4|出力:文字はHTML、絵は画像生成。1つのHTMLファイルにまとめる。

1度書けば、貼り替えるだけ

プロンプトも、使い回す材料のうちの1つです。

録画 B|そのまま使う

録画Bで送る、具体例

準備済みの構成と画像を使い、HTMLができるまでを見せます。

このフォルダの材料を使い、6ページの説明スライドを作ってください。
1|スタイル:style/design-guidelines.md に従う。画面は16:9。
2|アセット:assets/logo/logo_black.png と assets/backgrounds/bg_white.png。
   絵は assets/illustrations/il-11-hybrid.png。画像生成で事前に用意した絵です。
3|コンテンツ:contents/outline.md の構成を使い、文言と順序を保つ。
4|出力:文字はHTML、絵は上記画像を配置。画像はHTML内に埋め込む。
outputs/demo.html に保存し、1ファイルで開けるようにしてください。
左右キーで1枚ずつ表示し、印刷では全6ページを静止表示してください。
全ページで文字と画像のはみ出し・画像欠落を確認し、あれば直してください。
新しい数字や事例は足さず、今回は画像の追加生成は不要です。

録画 B|ページを生成する

録画Bの静止画

ハイブリッド

文字はHTML、絵は画像生成

この2つを1枚に合わせられるのが、4つを揃える理由です。

01

文字

HTMLで描く。日本語が崩れない

02

画像生成で描く。表現が豊かになる

03

合わせる

文字の場所を空けた絵を頼む

コピーして使う

絵を頼むプロンプト

画像に文字を入れさせず、文字を置く余白を空けてもらいます。

資料に入れる絵を1枚作ってください。

- 内容:〈4つの部品が1枚に組み上がる様子〉
- 形式:フラットなベクターイラスト。影と立体感なし
- 色:〈#04837c〉と白の2色、影はグレー
- 比率:1:1、背景は白
- 文字:画像の中に文字を入れない
- 余白:〈右半分〉を空ける。そこにHTMLで文字を載せる

この資料も、同じ作り方です

59ページ

今ご覧いただいている資料

14種類

使った型の数

4

渡した材料の数

画面を指さしながら内容を確認する2人

出す前に

数字は、自分で確かめる

渡していない数字や名前を書きます。

01

数字

自分が渡した数字かを1つずつ見る

02

図の意味

但し書きが落ちていないか

03

固有名詞

社名や製品名を、渡した表記と比べる

コピーして使う

点検を頼むプロンプト

AIに直させず、指摘だけさせます。直すかどうかは自分で決めます。

できたページを点検してください。

- 私が渡していない数字・社名・製品名が入っていないか
- 図や表の但し書きが落ちていないか
- 1ページに2つ以上のメッセージが入っていないか
- スタイルの決め事(タイトル2行まで、箇条書き5件まで)を破っていないか

見つけたものだけ、ページ番号と該当箇所を挙げてください。
勝手に書き換えないでください。

最後の確認は、人がやります

ここだけは、AIに任せません。

ここまでのまとめ

毎回やるのは、4つのうち2つです

だから2回目から速くなります。1枚目に時間がかかるのは、後ろを決めているからです。

材料いつ決めるか頻度
コンテンツ資料をつくるたび毎回
アセット最初に1回使い回す
スタイル最初に1回使い回す
プロンプト型を1度書けば貼り替えるだけ

考えてみてください

今日の方法を、どの資料で
試してみたいですか?

次のページで、最初に試す1件を決めましょう。

明日やること

明日やるのは、この3つです

いまカレンダーかメールを開いて、1件だけ決めてください。30秒お待ちします。

STEP 01

資料を1件決める

締切が近くて、社外に出さないもの

STEP 02

コンテンツを書く

相手、目的、主メッセージ、事実

STEP 03

そのまま貼る

手元のAIに貼るだけ。頼み方は同じ

まず1件。それで十分です

1枚できれば、2枚目からは速くなります。

まず、そろえるところから

1回そろえれば、次からは書いて渡すだけです。資料の時間が減れば、人と話す時間に回せます。

本日はありがとうございました

テーブルを囲んで意見を交わす人々

Q & A

ご質問にお答えします

チャットにいただいたご質問へ、この時間でお答えします。

01

受け付け方

チャットへご記入ください。順にお答えします

02

資料の配布

主催者と確認のうえ、ご案内します

03

個別のご相談

答えきれなかったものは後日まとめて